自立心を育てよう①

手や目や口の能力の順調な発達、すなわち道具を使ったり、物を見分けたり、言葉を交わしたりという、身体の発育も交えた成長をきちんと促してあげれば、この時期に一気に発達していく脳は、ぐいぐいとその能力を高めていくことが出来ます。

歩けるようになっているのに、すぐに抱っこをしてもらう子は肉体的自立が遅れています。

ボタンを留めたり、靴を履いたり、おトイレに行ったり、そういった日常生活で既にできること(指先調整能力)を人に頼る子もそうです。

それは精神的な自立を欠くことにもなり、さらに発達を必要とする様々な知的能力の向上を一層、さまたげることになってしまいます。

過保護であるような、いきすぎた(間違った)愛情や「教育」の押しつけは、自立心を育てずに学ぶことを妨げて、せっかくの成長の機会をふいにしてしまいます。