子どもが自立するために、いちばん大切なこと
子育てで何よりも大切なのは、静かであたたかい愛情です。
この愛情こそが、子どもを育てるうえでの方向や目標を決めるものになります。
子どもが「自分は愛されている」と感じることで、心が落ち着き、安心し、自信が生まれます。
逆に、「怒られてばかり」「自分はダメなんだ」と感じると、心は不安定になり、自信もなくなってしまいます。
2. 愛される実感が、自信とやさしさを育てる
子どもは、大人にたくさん愛されているという実感があると、「ぼくは大丈夫」「わたしはできる」と思えるようになります。
それが自信となり、やる気や、他人への思いやりにもつながっていきます。
そしてこの「愛されている実感」は、誰かに受けとめてもらうことによってしか生まれません。だからこそ、叱るよりも、まずは受けとめることが大切なのです。
3. 子どもの「心」に目を向けましょう
「子育て=しつけや勉強を教えること」と思いがちですが、実はそうではありません。
今の子どもの気持ちや心の状態を感じ取ること、そこから子育ては始まります。
子どもの能力を伸ばすことも大切ですが、それと同時に「心」も育てましょう。
小さな心が「大切にされている」と感じることで、安心し、自分の力を発揮していけるのです。