「学ぶ力」と「思いやりの心」について

本当の幼児教育では、大人は子ども同士を比べたり、「教え込もう」としたりしません。

子どもには、自分で学び、成長していく力がもともと備わっているからです。

無理に教え込もうとすると、子どもの学ぶ力を奪い、大人自身も大切な学びを逃してしまいます。

また、競争させたり、順位をつけたりすることは、子どもを傷つけてしまいます。

すべての子どもは、大切にされ、尊敬される存在です。

思い返してみてください。

本当に心に残っているのは、誰かに教えられたことではなく、自分で気づいたことではありませんか?

人は、自ら学び取ることで、本当の成長をしていきます。

どんなものからも学ぶことはできても、教えることができる人はごくわずか。

だからこそ、教育で大切なのは、「学ぶ力」を育てることです。

学ぶ力を育てることで、子どもは一生、自分で成長し続けられます。

そして、相手を理解しようとする中で、自然に思いやりの心も育っていくのです。