血液脳関門

19世紀末、ドイツの細菌学者が動物の血液に青い色素を入れ、細胞を染色しました。

多くの臓器は染まりましたが、「脳だけは雪のように白かった」というのです。色素に染まらないのです。

脳が自分に不都合な物質の侵入を拒否する防御システムがあることが発見されたのです。
これが「血液脳関門」といわれているものです。

脳は孤立し、他の臓器からの影響を頑固に拒んで神経細胞を激変から守り、安定した精神活動を保持しているのですが、この脳神経細胞に何らかの影響を与える現象が起きているということが、盛んに報告されるようになっています。

「食育」という言葉があります。
脳細胞に良い物質を含んだ食物とか健康に成育する為に良い食物などと食品を特定して、そういう食を子どもたちにと言われています。

しかし、その前に、この「血液脳関門」の存在を知らなければなりません。

胎児期や成語3年ぐらいまでの乳幼児期は「脳関門」は未完成あるいは未熟であり、異物が血液中で高濃度になると脳に入ってしまうのです。

「脳細胞サイエンス汚染」。
因果関係が証明されないので、全くの放置状態です。

お母さん、あなたのお子さんは大丈夫ですか?
そして、これからの方は特に「胎児期」のクリーンな食生活に十二分に配慮されることを切望します。