やさしさ、思いやり、感性は脳の働きのひとつ

「心が優しい子だけど、ちょっと勉強が…」「勉強はできるけど、思いやりが足りない」こうした言葉、聞いたことありませんか?

でも実は、「心」と「頭」を切り分けて考えるのは、大きな誤解です。
やさしさも、思いやりも、感性も、すべて脳の働きのひとつで、「心」と「頭」は別々ではく、同じ場所から生まれている力なのです。

ピグマリオン教育を受けている子どもたちは、
・考える力(思考力・創造力)
・感じる力(感性・共感性)
・そして社会性(思いやり・人との関わり)
これらがバランスよく育っています。
それは、「知識」だけを詰め込むのではなく、心と頭を同時に育てれる教育を大切にしているからなんです。

子どもでも原因と結果を感じ取り、自分なりに「こうすればこうなる」と考える力を持っています。
1歳前後でも、プライドを感じて行動する場面はたくさんあります。
「子どもは未熟でわがまま」「まだ心が育っていない」そう決めつけるのではなく、今まさに、心も頭も育ちゆく真っ最中にあることを理解してあげてください。

そして私たち大人もまた、子どもにかけている言葉を、自分自身にも問いかけてみましょう。
「思いやりがない」「視野が狭い」「自己中心的」本当に育てるべきなのは、子どもだけではないのかもしれません。
心と頭を切り分けるのではなく、どちらも一緒に育てること。
それが、子どもの人格と能力、そして社会で生きる力を支える、幼児教育なのです。