尊敬と信頼があってこそ学ぶ心が育つ
尊敬と信頼の心を持った人間に育てることが、教育の目的です。
そのために欠かせない土台が、尊敬と信頼の心です。
尊敬がなければ、相手の話を聞こうという気持ちは生まれません。
信頼がなければ、「学びたい」「受け取りたい」という心は動きません。
だからこそ、尊敬と信頼は、学ぶ心を育てる前提なのです。
尊敬とは、相手を大切に思う心。
信頼とは、相手を信じて心をゆだねること。
でも、この二つは「しなさい」と言って身につくものではありません。
日常の中で、親が互いを尊敬し合い、信頼し合う姿を子どもが感じとることで、初めて心に根づいていきます。
子どもが「学びたい!」と思えるのは、ご家庭で「尊敬と信頼」があたたかく流れているときです。
その空気の中で、自然に「学ぶ心」が芽生え、育っていくのです。
逆に、そこに尊敬も信頼もなければどれだけ「頑張りなさい」と言っても、心は動きません。
尊敬と信頼、そして愛情。
この3つがそろったとき、子どもの心には「学ぶ喜び」が灯ります。