【2才児のさんすう】講習会のご質問にお答え致します

先日開催致しましたオンライン講習会にご参加頂きました皆様、お申込み頂きました皆様、誠にありがとうございました。

講習会で頂きましたご質問についてお答えしております。                              同じ内容のご質問に関しましてはまとめさせて頂きましたのでご了承ください。

全ての質問からいえることは、強制的に教えないでください。                          学びは遊びです。嫌な事をさせず、まず、自由にさせてみて、その後、親子一緒に楽しみながらレッスンをしましょう。
どの問題も親が楽しそうにやって見せてください。
子どもの自主性は、まずは、親子が一緒に楽しく学ぶことが前提です。
子どもが、自発的に好きなことをやろうとする心を育てることが目的ですので、好きな問題をどんどんさせるようにしてください。

質問内容によっては、各教室長の回答も掲載しております。
今後の学習の参考にして頂けましたら幸いです。
個人的にご質問がございます場合は、お気軽に相談窓口までお問い合わせください。                            

質問1)                                       ◎計算問題を嫌がってしまう                                   ◎子供が机に向かってプリントをやりたがりません。まだ3歳になりたてなので、無理にやらせると勉強が嫌いになりそうで抵抗があります。                           ◎天地パズルの枠なしなど少し難しい問題になると、すぐに「できない」と言って終わろうとします。                                              ◎すごろくのルールが守れません。サイコロの出た目分、マスを進むがイヤみたいです。                                                ◎やればできるのに、難しそうに見える問題を投げ出す傾向がある。                                          ◎図形(天地パズル)への取り組みを嫌がることがある。色板トントンは楽しんで取り組めている。「難しいからいや!」と言われてしまう。嫌がる場合、どのくらいの頻度で与えていいのか、嫌いになってしまわないか心配している。                                        ◎苦手な教材をする時はすぐ逃げてしまう。                       ◎イヤイヤ期真っ最中なため、スゴロクもしてくれません。                                     ◎点描写など苦手なものはやりたがらず、なかなか取り組めません。
◎始めようと思っても、やっと始めても、他のことをしたがって進まないのが悩みです。                                                                   ◎子供に上手く説明できないので、学習が進まない。教材で子供が自己流に遊んでしまう。                                              ◎色板トントンなど、遊んでばかりでなかなか課題に取り組もうとしません。かといって、楽しく!を大事にしたいので怒るのも違う気がしてなかなか進まず困っています。                    
◎数に苦手意識があるようで、数にからめた遊びをしようとしても、余程調子の良い時しか乗ってくれません。数に興味がない、あるいは、嫌いになりつつある子への何かアプローチ方法がありましたらお聞きしたいです。                                   

→ お子様が嫌がる理由の一つに、能力的にまだ解けない問題があると嫌がります。無理に進めるのではなく、お子様の気持ちに寄り添って学習してください。
能力がついてくれば自信もついてきますし、抵抗なく学習できるようになるでしょう。
幼児期は、好きな問題をどんどん先に進め、嫌がる問題は後回しにしても構いません。
しかし、捨て置くのではなく、指先能力、図形遊び、点描写の3つの能力を高めていくことを意識して取り組んでください。                                                                            椅子に座らなくても、寝そべってレッスンしてもよいです。                               5分でもよいので、楽しいピグマリオンごっごをしてください。                      お子様に不快な感じを与えず怒らず、一枚でも取り組めたら喜び、抱きしめてあげ、親が喜んでくれる、親も楽しんでいる、楽しい!嬉しい!という気持ちにさせてください。

質問2)
◎子供がやる気がない時の進め方                        ◎やる気のある日とない日がありますが、(疲れている時などは途中で遊んだりダラダラします)毎日習慣化させると決めたらやり抜く方がいいのか、または、やる気のない時にやっても学習効果が上がらないからその日は潔く何もしない方がいいのか                             ◎なかなか計画どおり進まない                                                                      

→ まずお子様の気持ちを優先させてあげてください。                      疲れていたり、やる気がない時にレッスンしても学習効果は上がりません。                  しばらく好きな事をして、気持ちを満たしてあげてから、学習に取り組むようにしてもよいのではないでしょうか。

質問3)                                        学習習慣を身につかせるための秘訣とは?

→Y先生                                                                  子どもが小さいうちは、自学自習は難しいので、親子で目標を持ち、目標を達成するとシールを貼ったり、カレンダーに〇をつけたり、親が「このプリントやって」と言うのではなく子どもに何枚するか言わせ、10~20分でもよいので短い時間で集中させましょう。初めてする問題や出来ない場合は、親が手を添え一緒にレッスンしてください。出来たら褒めて、抱きしめてあげましょう。

H先生                                                  年齢や、お子様の性格、親の関わり方にもよりますが、子供がどれだけ満たされるかが大事だと思います。親も子どもと同じ問題に取り組んだり、競争していくのもよいでしょう。

質問4)
◎点描写はまだ難しい場合、何を行うことでその先の点描写に繋ぜることができるのか。                                                               ◎点描写の上手く書けない所の教え方と色板トントンが上手く出来ないのでどこからどう教えていいのかわからない。ちぎる事がうまく出来ず、やぶいている。ちぎる事の教え方もいまいちわからないでいます。                              

→ 「手首がまがる」「形がとらえれらる」「位置がとらえられる」この3つの指先調節能力、図形形態能力、空間位置把握能力が育ち、点描写で斜めの線がかけるようになることで、5までの数の認識が可能となりますので、まずは指先能力を鍛えましょう。                                                 洗濯バサミをつまむ、お魚釣りゲーム、色板トントン、点描写、塗り絵、ちぎり絵など難しいようでしたら、後ろからお子様に手を添えて一緒にやってみましょう。                                

質問5)
◎子どもがどうしても、数を数えてしまうことがあります。                                                                            ◎子どもが、3はどれかを選ぶとき、数を数えてしまうのですがどう教えたらよいでしょうか。                                               ◎ 保育園など家庭の外から数える習慣を覚えてきてしまいます。最近は園児皆で「いーち、にー、さーん」と声を揃えて数唱してしまうそうで、頭を抱えています。
家庭外からの影響もあるなかで、実感算数を根気強く続けていけばよいのでしょうか。

→ お子様が一番影響を受けるのは、最も長く過ごす環境です。 外部からの影響はある程度仕方がないですが、ご家庭で、親は数えず、数量感を学べる様にピグマリオン学材、学具を根気強く、楽しく活用してください。

質問6)
◎トンカチの作業では、柄をすごく短く持って打ってしまいます。どのように矯正すべきでしょうか。
◎花はじきなどを出すと他の遊びをしようとしてしまい、積むことなどに繋がらないことが多いです。どのように声かけをすべきでしょうか?「楽しいレッスン」を心がけていますが、どのようにするとそれが持続できますか?

→トンカチを短く持ってしまうのは、手首の能力がまだ育っていないという事です。 後ろからお子様の手を持ち一緒にやってみましょう。                                                    日常生活では、バレーボールのアタックのようなイメージで、親の手をお子様に叩かせたり、ボールを投げたり、手首を使う運動遊びを取り入れてみてください。                                   その他、雑巾しぼりや、マグカップからマグカップへ水をこぼさないように入れ替えるなども効果的です。                                                   花はじき等では、お子様にやらせようとせずに、親が花はじきを高く積むことに挑戦してみてください。花はじきを使ってその他の遊びをしようとする事も見守ってあげながら、「どのような遊びなの?」など聞いて認めてあげる事が必要です。

質問7)
子供が解答を間違えたときの声かけの仕方が悩みます。

→H先生                                                低年齢のお子様は間違えても問題ございません。小学生のお子様は、間違った問題は、糧になるので考える事が大事だよ!と否定しません。                                   A先生                                             間違いがあっても、「間違える事もあるからね~、もう一回解いてごらん」とさらっと言います。間違いを恐れさせないようにし、間違いは指摘はしません。                           H先生                                               小さいお子様には間違ったことを言わず、〇をします。小学生のお子様には、正解の答えから逆算して、自分で答えを導き出せるようにお手伝いをしています。                                                                                                                                                        

質問8)
同じ問題を繰り返しやるのですが、中々教具無しでの計算ができません。ヌマーカステン無しですぐに答えられるまで先には進まない方がよろしいのでしょうか。

→数の概念は、しっかりと定着するように焦らずに学んでください。                                               ヌマーカステンだけではなく、ドット棒・おはじき・親子カード・競争ゲームなどを使用し、段階を追って進んでください。                                                    また、親子カード・教養トランプ・などを使い、5づくりゲームなどゲーム感覚で補数を理解させるようにしてください。  
口頭での5づくりゲームは、親が「3」と言うと、お子様が「2」と答えるようなゲームです。                                                   お風呂タイムや隙間時間にも、楽しみながら数を理解させるようにしてください。競争ゲームの+-サイコロを使い、すごろくをしてみてもよいでしょう。 素早くこたえる事が出来ればしっかりと数量感が入っていると考え、次の段階へお進みください。

質問9)
苦手な分野・得意な分野があり家庭学習教材の中でも進度にバラツキがありますが、一年分の教材なので分野により進度に差をつけながら取り組んでいます。
伊藤先生と一緒に学ぶweb講座では、動画視聴に 視聴期限があることから、検討していなかったのですが、web講座を受講されている方はそういった場合どういう対策(図形は苦手だか、数はかなり先まで進める、など)をしておられるのでしょうか。

→1か月分の講座が6ヶ月視聴可能ですので、簡単なところや、もう少し進めたい問題は、動画を見ず進まれてる方もいらっしゃいます。                                                          まだ、能力、年齢的に難しい問題は、視聴期限内に親のみ視聴されています。               また、WEB講座を受講の方限定で、伊藤先生に直接相談可能なアプリを導入しましたので、悩み事はお気軽にご相談ください。

質問10)
◎2歳3ヶ月になる娘がおります。毎日のピグマリオン教材での学習時間はどのくらいを目安とするのがよいでしょうか?                              ◎家庭での取り組みの頻度、タイミング、一回にかける時間が知りたい。両親はフルタイム共働きでなかなか取り組みが難しいと感じている。                                  

→ カリキュラムはおおよその学習目安です。                                 ご家庭で学習される場合は、1回分の学習を何回かに分けて学習するなど、カリキュラム通りに進まれなくても結構ですので、1日5~15分からはじめてみましょう。                                                                週末にしか取り組めない場合も、お子様の集中力に合わせて、1回5~15分で取り組んでみてください。                                                  お子様にもよりますが、幼児期の集中力は15分ぐらいです。                                  年齢と共にお子様の状況に合わせて、徐々に時間を延ばしたり、1日に15分を2回、3回と時間をずらして学習するなど、お子様の集中力を考慮して、楽しく学ぶための工夫をしてください。勿論、本人の集中力が続いている時は、中断する事なく続けてください。
学習習慣をつけるためには、夕食前など時間帯を決めて、毎日歯を磨くのと同じように、15分程度学習するとよいでしょう。
お子様の負担にならないよう、無理なく楽しんで学べるようにしてあげてください。  

                                                                                                                                                                                     ◎カリキュラムについて
幼児能力開発講座 週1回40~50分x12ヶ月(44~48回)
思考力育成講座  週1回8枚x12ヶ月(48回)
◎スーパーピグマリオン本科教室のカリキュラムについて
年少下下・年少下 週1回40分
年少・年中・年長 週1回50分
児童以上     週1回80分(思考力講座25分+実感算数講座55分)

質問11)
◎教材を楽しく取り組むこと以外に、日常生活で取り入れられる遊びや工夫、やっておくと良いことがあれば教えていただきたいです。                                      ◎未就学前にしておいた方が良いことなど、など。

→日常生活の中で数を意識させる話しかけや、公園で思い切り体を動かして粗大運動能力を育てたり、第2の脳とよばれる手指の巧緻性を育てるために、ぬり絵や折り紙、切り絵などに親子で楽しく取り組んでください。
また、語彙力は全ての学力の基礎となりますので、日常生活の中で、美しい言葉で多くの言葉のシャワーを浴びせてあげましょう。                                                   絵本の読み聞かせや、あとで感想を問いかけ、親子で話し合ったり、幼稚園の行き帰りなどに、しりとりをしたり、お散歩中に季節のお花を見つけて観察することで興味の種をまいてあげる事も大切です。

質問12)
幼児期の学習指導のやってはいけない指導みたいなものがありましたら、教えてほしいです。

→ 強制的に教えないでください。                                                   嫌な事をさせず、怒らず、出来なくても嫌な顔をせず、親子一緒に楽しくレッスンをしてください。                                                

質問13)
息子はまだ4.5の認識はよくできてないです。指先を使うことをできるだけするようにはしていますが、なかなかで。
何才までこの2才児のさんすうセットの取り組みにもどったらいいのか。どこまで理解できたら、次に進むのかそのあたりの目安があったら教えてください 。

→ 学びは年令ではなくお子様の能力に合わせて進むことを、お考えください。                     3までの理解が出来ましたら、幼児能力開発講座 第1グレード にお進みください。                   

質問14)強い自立心の育て方

→幼児期に自立心を育むためには、何でも自分で選んで行動させると良いでしょう。自分で決めたことは、色々な工夫をしたりし取り組むことができるようになります。また、少し難易度の高いことに挑戦させてあげることも大切です。                   自分でできると、達成感や満足感を味わうことができ、更に主体性や積極性が育まれます。失敗した時にも正面から向き合って乗り越えることができるようになります。

親が手伝えることは、子どもが焦らずにじっくりと向き合えるように、生活の中でたくさんの時間を確保してあげること、待ってあげること、褒めてあげること、子どもが安心して活動できるような環境を整えてあげることです。