【塾長の話】生きる力
人間としての基本的な輪郭は、年少児から小学3年生の6年間に出来上がります。この時期を脱すと、後からどれだけ教えても身につかないのです。
何事にも時期というものがあって、昔の家族内では伝統的に親から親へ、いつの間にか知っておりましたので、子供を厳しく育て上げたのでした。
親たちは小さい頃から、子供をしつけました。家の掃除から家事の手伝い。
親と一緒にいろいろな作業を手伝わされました。
そうして、いつの間にか働くことを身に付けた強い人間力が自然と育っていったので、世の中に出てからも働く事に何の抵抗感もありません。
仕事を早く片付けて、友だちと遊ぶにはどうしたらよいか真剣に考え、工夫をこらすようになりました。
今の親御さんたちは、こういうことをさせない方が多いでしょう。
だから、育ちあがった若者たちは仕事の段取りや計画を立てるのが苦手で下手な方が多いのです。
経験していないことは、いくら大人になっても出来ませんし、思いつかないのです。
しつけや教育は、我が子が社会に出て、人生を立派に生き抜ける人間作りの最重要期であることを、常に念頭においてお励みください。