【塾長の話】子どもの時に出来上がる人間としての基本的な輪郭
この時期を外すと、あとからいくら教えてもあまり身に付かないのです。何事にも時期というものがあります。その時期とは。それは年少~小学1年の終了期の第一選抜期と言われる4年間です。人生の苗の時期です。どんな作物でも苗が良いと立派な作物になるのは、誰でもご存知でしょう。ですからこの時期の育児の質が人生の死命を決すると言ってもいいのではないでしょうか。
昔から「子どもをダメにしたかったら、何でも言うことを聞いてやり、欲しがるものを何でも与え、したがる事を何でもさせればいい」という言われがあります。大学を出てから70歳くらいまで続く長い人生の道を立派に歩み切れるように、人生の苗の時期の養育をしっかりと。
礼儀作法、TPOの対応、家の掃除から、家事の手伝い、親と一緒に色々な作業をさせてあげましょう。そうすれば働くことを身に付けた人間力が、いつのまにか身に付くのです。世の中に出てからも働くことに抵抗がなく勤勉な社会生活が送れ、家族の繁栄につながっていくことになるのです。人格と教養こそ教育の目標なのです。