私たちの教育の目指すところ
「右手と左手のどちらが大切ですか?」と聞かれたら、多くの方が「どちらも大切」と答えるのではないでしょうか。片方の手だけではできないことがたくさんあります。瓶の栓を閉めたり、拍手をしたり、紐を結んだりするには、両方の手が必要です。足や脳も同じです。両足があるからこそ立てるし、両脳が協力し合うからこそ私たちは複雑なことを考えられます。
また、男性と女性の関係性にも同じことが言えます。どちらか一方だけでは人類は存続できません。どちらかが優れている、劣っているといった議論ではなく、お互いに協力し合い、支え合うことが重要です。
空間や物事の関係も同様です。「上下」「左右」「内外」など、すべての概念はそれぞれの関係性によって成り立っています。良い関係を築くためには、互いに協力し合い、創意工夫することが欠かせません。この過程の中で、子どもたちは思考力や創造力、問題解決能力を育むことができます。
私たちの教育の目指すところは、こうした「協力の力」を子どもたちが自然と身につけられる環境を作ることです。それぞれの個性を大切にしながら、より良い関係を築けるようサポートしてまいります。