【塾長の話】3歳から立派に自立させてください!

子どもは毎日毎日、自分で自分を建設しています。ここが一番重要です!               お母さんは手助けはできるだけしないで、励ましながら、何でも自分でさせてあげ、この子を1日も早く、2年程の間に自立させてあげようとしてください。
その思いがあると無いでは全く育て方が違ってまいります。

お母さんが前に立って何から何まで面倒を見て育てておられる姿をよく見かけます。
ところが先日ある母子の姿を見て、私の心は、ほのぼのした嬉しい気持ちになりました。

お母さんは、自転車に乗って小さな女の子を同乗させています。
その自転車の前を兄らしい小学2年生くらいの男児が小走りに走っています。
公園の中の道です。
兄は自転車には乗っていません。
やがて小さな車道の前にある場所に出ました。
兄は先ず止まって母を停止させて、右と左を何回も確認し、やがて安全を確かめると自分が先導して母の自転車を渡らせました。
「ありがとう!」母はこれだけでした。
あの調子であの男の子は万事に渡って育てられているにちがいありません。                              

お母さんのあの一言だけが私の耳にしっかりと残っています。