スピードが速いと粗雑
何でもそうですが、時間をかけてじっくり仕上げたものは「物が違います」。
昔から名人といわれる人の作品は全てそうです。
幼児期からスピードを競う学習をして来た子どもたちの中には、粗雑さと不正確さを身に着けてしまった子が多くみられます。
問題の答えを抜かす、数字や字が粗雑で不明瞭、たし算や引き算記号を見間違うなどイージーミスを多発します。
特に誤った字を消すのが、いい加減で、しっかり消えてない上に新しく書くので、数字が分からなくなり自滅します。
幼児期にじっくりと考え方や原理、仕組み、方法などを理解させた子は次第に習熟度が増してスピードも正確さも伴って上ってまいります。
こういう子には、イージーミスはあまり発生しません。また深い思考を問われる問題にも大変強くなるのです。
年中~小2ぐらいできちんと答案を作成する習慣をつけておかないと、学年が進んだ時、どうしようもなくなってしまいます。