お子様の力を伸ばすために大切なこと

「うちの子、ちゃんとできるかな…?」と心配になることもあると思います。ですが、実は、せっかくの能力を伸ばせないやり方で教えてしまうと、お子さんの力が育たないことがあるのです。

たとえば、算数でよく見られるのが、指を使って数を数えたり、1つずつ数えて計算したりする方法です。これは一見わかりやすそうですが、数の意味をしっかり理解することにはつながりません。テクニックだけで何とかやっているだけなので、なかなか力がつかないのです。

「算数が苦手」「数学が嫌い」という大人が多いのも、実は小さいころからの教え方が原因かもしれません。わかる力を伸ばしてもらえなかったから、できなくなってしまったのです。

英語も同じです。中学・高校で何年も勉強しているのに話せるようにならないのは、私たちが悪いわけではありません。うまくいかない方法で教えられているだけなのです。

たくさんの子が、楽しく力を伸ばせる方法で学べたら、もっと好きになれるはずです。「できないのは子どものせい」と考えるのではなく、「どんな教え方がいいのかな?」と考えていくことが大切ですね。