【塾長の話】一人っ子男児の育て方

男児にかける親の思い、期待は大変に大きなものがあります。   

第一子が男児の場合、誕生してからの日々、早くこの子を勉強させる日が到来しないものかと、親は、特にお母さんは手ぐすね引いてお待ちになられます。  

満3歳ぐらいで、その日がやってくるのですが、待ちきれずに、それまでにも折に触れて何かと学ばせようとされます。本人の気持ちをしっかりと把握し、理解して学習されるお母さんは少ないのではないでしょうか。既に気持ちに焦りが出て、一刻も早く勉強が出来るように懸命です。  

まるで、子供を自分の所有物のように、自分の価値観を押し付け、子供が将来、幸福になるためだから!という勝手な思いのもとに、親の思い通りに育てよう、子供の幸せの為に勉強させて、しっかり学校を卒業させてあげよう。その目的に為に、子供の意思を無視して無理強いしたり、言葉の暴力をふるったりすれば、健全な親子関係は音をたてて崩れてしまうでしょう。健全な親子関係が無くなれば、学習の成果は決して上がることはありません。 

必要以上に子供に干渉せず、成長を見守り、焦らずに待つことが大切です。

子供の全てをあるがままに受け入れて、やさしい心で接しましょう。

凛とした厳しさは決して忘れず、『礼節高く、学力の高い』光り輝く男児を育て上げてください。